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第二新卒のメリットデメリットは何でしょうか?

それぞれに思い浮かぶことがあるかと思いますが、転職者にとっても採用企業にとっても、双方にメリットもあればデメリットもある第二新卒の転職です。

第二新卒で転職を検討している方は、採用企業という相手側の視点に立って第二新卒のメリットデメリットを理解しておくと、第二新卒の転職面接でもポイントを外さずにアピールできることが増えると思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

 

第二新卒のメリットデメリット

第二新卒は入社3年以内の若い人材を対象にした採用ですが、ポイントはやはり入社3年程度という部分。

年齢で言うと大卒なら25歳~26歳ごろ、高卒や専門卒でも20代前半の若い人が対象になるんですが、第二新卒のメリットもデメリットも大抵はこの若さの部分に関係してきます。

この記事では第二新卒のメリットとデメリットを

  • 転職者
  • 採用企業側

の両方から整理していきます。

おそらくこの記事をご覧になっている大半の方は「転職者」だと思いますが、採用企業の立場から第二新卒に何を期待してるのかを理解しておいて損はしませんので、事前にチェックを怠らないようにしましょうね。

 

転職者にとっての第二新卒のメリット

第二新卒での転職を希望する人にとってのメリットを見てみましょう。

  • 若さゆえに採用されやすい
  • 未経験の仕事に転職できる
  • 高度な実務経験や専門スキルを要求されない
  • 転職によって人生の軌道修正が出来る
  • 職場環境を若いうちにリセットできる

一言でいうと、「30代や40代の転職に比べて、転職のハードルが低いこと」です。

第二新卒の最大の売りは「若さ」ですから、他の年代だと無理なことでも第二新卒ならまだ間に合う、まだそこまでハードルが高くないっていうことが多いですね。

例えば未経験の転職で言うと、20代後半や30歳を超えてからだと難しくても、第二新卒だったらまだチャンスが十分あるとか。

あるいは35歳以上の即戦力レベルの転職だと高度な業務経験や専門スキルを要求されますが、第二新卒ならそこまで要求されないし、将来性やポテンシャルで採用されるチャンスがまだ残されています。

このように、転職者にとっては「若さを最大限に活かして、早いうちに軌道修正が出来る」ってうのが第二新卒のメリットと言えます。

 

転職者にとっての第二新卒のデメリット

逆に、転職者にとってのデメリットも見ていきましょう。

  • またすぐに辞めるのでは?と疑われる
  • スキルや業務経験が十分に備わっていない
  • 転職理由、退職理由を必ず聞かれる
  • 未経験の仕事に転職する場合、前職のスキルや経験を捨てることになる
  • 転職したからと言って今の不満が100%解決できるとは限らない

一番わかり易いのが「3年以内に転職するってことは、またすぐに辞めてしまうんじゃないの?」という疑いの目で見られることです。

第二新卒に限らず中途採用では必ず転職理由、退職理由を聞かれます。

第二新卒では入社3年以内の転職が前提となっているので、

  • なぜ今の会社を辞めて転職する必要があるのか?
  • なぜ今の会社ではダメなのか?

の前向きな理由を説明して面接官を納得させないといけません。


 

ただ「新卒入社2年目で転職するか悩んでいる人へのアドバイス」でも書いた通り、第二新卒の退職理由や転職理由の説明を恐れすぎる必要もありません。

そもそも第二新卒を求人を出している企業は他の企業でミスマッチを起こした入社2~3年目の若い人を採用したい訳ですから、今の会社で自分が望む将来が描けなくなった事情を話せば、大抵は企業側も理解してくれます。

あまりに後ろ向きな転職理由とか、前の会社の悪口ばかり述べるとか、「人間関係で転職する」といったあまりに露骨なものはダメですけど、キチンと対策すれば充分に対処できる問題です。

 

採用企業にとっての第二新卒のメリット

続いて、採用企業側から見た第二新卒のメリットを見ていきましょう。

  • (新卒採用に比べて)教育コストがかからない
  • (新卒採用に比べて)採用コストがかからない
  • 若いので自社の雰囲気やルールに馴染みやすい
  • 新卒社員の離職者や欠員を補充できる

第二新卒では入社から数年が経過している人材ですから、仕事の基本が備わっている人材をすることで、新卒採用の時のように0から教育コストをかける必要がありません。

さらに第二新卒なら新卒採用の時のようにイベントへの出展、説明会の開催、求人サイトへの出稿など多額の採用コストを要する必要がなく、低コストでコストパフォーマンスが良い人材を確保できます。

採用や教育に多額のコストをかけられない中小企業、あるいは新卒入社した社員が離職してしまって人数が減ってしまった大手企業にとっても第二新卒は若い人員を補充する貴重なチャンスなのです。

まして第二新卒は年齢が若いので柔軟性があり、自社のルールや雰囲気にも馴染みやすく、比較的短期間で即戦力レベルの人材に育ちやすいというメリットもありますから、今後も第二新卒での採用は増えていくだろうと思われます。

 

採用企業にとっての第二新卒のデメリット

最後に、採用企業にとってのデメリットも見ておきましょう。

  • またすぐに辞められるかもしれない
  • 社員を迎え入れるために教育体制を整えておかないといけない

なんといっても「すぐに辞められる可能性がある」という点が最大のデメリットであり、採用側にとっては一番の懸念点です。

せっかく第二新卒で採用しても、また入社3年程度で別の会社に転職していってしまうかもしれないし、その社員が自社に定着してくれるかはその時になってみないと分かりません。

新卒採用ほどではないとは言え、第二新卒でも採用コストはそれなりにかかりますので、すぐに社員が辞めてしまうと完全に赤字になってしまいます。

あとは若い社員の教育に慣れていないような中小企業だと教育体制を0から整えていき、指導する社員の指導を行うなど、社員を迎え入れるための準備も必要です。

 

まとめ

以上のように、第二新卒は若さが最大の売りでもあり弱点でもあるので、転職者にとっても採用企業にとってもそれに起因するメリット、デメリットが生じる採用なんです。

しかし世間的には第二新卒がここまで市民権を得るようになり、そして第二新卒の求人数もどんどん増えてきている背景には、やはりメリットの方が大きいと見ている人と企業が多いからだと思います。

転職希望者の立場で見る時は、「第二新卒の今なら出来ることでも、後になったらもう無理になる」という点だけは理解しておいて、今の状況から転職すべきかどうかを冷静に判断する必要がありますね。