砂時計の周りにいる3人の男性会社員

この記事では、転職に対するリスクだけでなく、転職をせずに会社に残り続けるリスクについて詳しく取り上げます。

多くの人は「転職はリスクが高い行為」だと認識しており、確かに安易な転職は避けるべという意見には多くの人が賛同しますよね。

しかしリスクを嫌うあまり、やるべき転職すらも避け続けて、年令を無駄に重ねてから「こんなはずじゃなかった」と後悔する人がこの世の中に実在しているのも見逃せない事実です。

こういった人たちはどこで間違ったのでしょうか?どうすれば、この公開を避けることが出来たのでしょうか?

大手企業や老舗など経営基盤がしっかりしている会社に勤めている人ほど転職は高リスクだと認識しますが、それと同じぐらい、転職しないリスクも抱えているということに目を向けてみましょう。

 

全ての人が転職を避け、今の会社に残り続けるのが一番安全というのは完全な誤解

最初に結論を述べますと、私は「転職を避け続け、今の会社に残り続けることが最良の安全策だと盲信するのは非常に危険」だと思っています。

さらに、「確かに転職にはリスクがあるが、会社に残り続ける場合にもそれと同程度のリスクが伴う」という事実にもぜひ目を向けて欲しいと思います。

同じ会社で長く働いていると誰だって上手くいかない時期はありますし、誰だって一度くらいは転職について考えるものです。

しかし多くの人が転職に躊躇するのは、様々なリスクが伴うことを現実的に把握しているからだし、例えば

  • 辞め癖がついて安易な転職を繰り返してしまうかも
  • 入社3年以内の転職は高リスクだ
  • 転職先で今の不満が解消されるとは限らない
  • 今の会社よりも福利厚生や給与など条件が下がるかもしれない
  • 前の会社に残っていればよかったと後悔するかもしれない

こういったリスクを恐れて、じゃあ転職するのも危険だし、もう少し今の会社で頑張ってみようかとなる。

大手企業や老舗企業など経営基盤が安定している会社に勤めている人ほど、今の恵まれた環境から飛び出すのは勇気がいりますから、何だかんだ言って今の会社に残り続けるのが一番安全だという結論を出しやすい訳です。

転職に興味はあるけど今じゃないと先延ばしを続けていると、次第に「理想の転職が出来るんだったら苦労はしない」、「安易な転職なんて考えが甘い」などと半ば諦めも出てきて、自分が転職できなかった怨念や嫉妬すらも混じって、転職を考える若い人を攻撃するようになっていきます。

しかし最初に述べたように、「この世の中には転職をしないことにもリスクが伴うことは明白であり、今の会社に残り続けるのが最も安全で無難な選択だいうのは完全なる誤解」というのは誰の目にも明らかです。

この「転職しないことのリスク」を頑なに認めようとしないのは個人の自由ですが、それで自分が不幸になろうが、それで自分が後悔しようが、誰も責任はとってくれません。

 

転職しないリスクって何?

じゃあ転職しないリスクって何か?を一言で説明すると、

「本来なら転職によって自分が望む将来を手に入れるチャンスがあり、そのための軌道修正だって出来たはずなのに、その機会を逃してしまうリスク」

のことです。

勇気を持って転職すればあなたが望む環境へ移り、理想の将来に向けて軌道修正するチャンスが有ったのに、転職しないという選択をし続けたことでそのチャンスを逃し続け、気付いたときには軌道修正できなくなっている。

会社の言う通りに嫌な仕事も頑張ってきたけど、自分が一生懸命やってきた仕事は不採算部門として事業撤退、分社化、出向、リストラ…。

年齢的にもスキル的にも転職は難しくなり、人生詰んでしまった。

これが転職しないリスクです。

 

会社は常にあなたの味方でいる訳ではない

企業は自社が持つリソースを使って最大限かつ長期的に利益を出し続けるために存在しているのであって、会社が常にあなたの味方でいて、常にあなたの理想の将来を提供してくれる訳ではありません。

あなたが今の会社で定年まで働くと仮定して、その人生に納得がいっているのなら全く問題ないですよ?

しかし多くの人は会社が望むキャリアと、自分が望む仕事人生が一致しなくなっていくのが普通です。

その時に転職したり、会社に残ったり、どこかで妥協するか軌道修正するかを迫られます。

本来なら転職して軌道修正することも出来るはずなのに、リスクを恐れて転職を避けた結果、状況をどんどん悪化させ、理想の人生なんて程遠いことに気付きき、そのときにはもう軌道修正も出来ない状態まで追い込まれている…。

「本当はこういう仕事がしたかった」

「こういう人生を描きたかった」

「もっと挑戦すればよかった」

30代後半、あるいは40代、50代、白髪が目立ち始めるころに後悔しても、もう軌道修正は出来ません。何もかも遅いのです。

最悪の場合は、会社の言いなりになって仕事をしたのにリストラされたり、神戸製鋼や東芝、SHARPなどのように経営首脳陣の無能さゆえに自分の人生を狂わされるかもしれません。

大手企業だろうが、老舗企業だろうが、21世紀のこの時代に100%今の会社に残り続けることが万人にとって低リスクである訳がないのです。

 

転職しないリスクの中で最も危険なのが転職の時期を逃すこと

個人的に一番気にすべきだと思ってるのが、転職を避けるあまり転職に最適な時期を逃し続けるリスクです。

第二新卒なら希望の職種につくチャンスがあったのに、年令を重ねてしまってタイミングを逃してしまうかもしれない。

本当は別の仕事や別の環境に移りたいと思っていても、今じゃない、今じゃないと先延ばしにし続けた結果、景気が良い時期を逃し、求人が無くなってしまうかもしれない。

細かく書き出せばまだまだありますが、転職せずに今の会社で忍耐強く我慢し続けることが100%安全という訳ではないんですよ。

 

まとめ

転職はリスクが高いからと自分で無駄にハードルを上げる必要はありません。

私は何も全ての人が転職すべき!と言いたい訳ではありません。

転職は危険だと思う気持ちもわかるけど、今の会社に残り続けるのにだって同じくらいのリスクが伴っているという現実も把握すべきだ、と言いたいだけです。

その現実を考慮し、いろいろな可能性を検討した上で今の会社で頑張るのか、それとも転職するのか。自信を持って決めれば良いと思います。

盲目的に「転職は危険だからと先延ばしにしても、それであなたが幸せな将来を手に入れられるわけではない」という点だけは理解しておきましょう。