もう疲れた…人間関係での転職することの是非を考える

どこに行ってもつきまとう人間関係。もう疲れた、転職したいと思ってもそう簡単にホイホイ人間関係だけで転職できる訳じゃありません。

人間関係が原因の転職って賛否両論あって、中には否定的な意見を述べる人も多くいます。辞め癖がつくとか、どこに言っても同じとか、せめて3年は我慢しろとか…。

しかし私は、人間関係が原因での転職はありだと思ってます。

例えば給与や労働環境、仕事内容など、人間関係は嫌だけど総合的に見て我慢できるんだったら残るのも選択肢です。しかしどうにもこうにも苦しくて、状況を打破できないのだとしたら、転職も立派な選択肢だと思います。

 

もう疲れた…人間関係で転職することの是非について

人間関係で転職したいと思っている人が、踏みとどまっている理由を考えてみると、

  • 人間関係に悩む度に辞めて転職を繰り返してしまうのでは
  • どこに行っても人間関係の問題はつきまとう
  • 人間関係で辞めたとして、転職面接でどう説明するのか
  • 転職先でも人間関係で悩むかもしれない

このようなものが多いでしょう。もちろん、転職しなくて済むんだったら、それに越したことはありません。

異動の可能性があるならそれまで待ってもよいし、社内の人に相談して配置転換をお願いしてもいい。もしくはいちいち相手にしないようスルースキルを身につけるとか、人間関係を良くするために自分を変えていけるのなら、それがベストです。

雇われ人として組織に入って働く限り、上司や同僚との人間関係の問題は避けて通れません。特に上司との関係って、会社員にとっては宿命なんです。

そう考えると転職で毎回毎回人間関係をリセットするよりも、相手に合わせて関係を作れるスキルを身につける方が理想的です。

ではなぜ、人間関係で転職するのはありだと思うのか?

 

 

それでも人間関係で転職するのはやむを得ない時もある

しかし、人間関係なんて全て自分の思い通りに進む訳ではありません。どんなアドバイスを受けたって「それが出来れば苦労しない」と思うからです。

中には、どれだけ自分が頑張ったって変えられないこともあるんです。その変えられないことに悩み続けるのは、それこそ時間がもったいないし、自分の貴重な人生を無駄遣いしてるに等しい。

私は特定の上司と関係が悪く、ついには精神的にも肉体的にもボロボロの状態になるまで引っ張ってしまいましたから、精神的に病んだり健康に影響を及ぼすぐらいなら、辞める方が良いと確信を持って言えます。

もちろん、自分の努力や取組みで変えられるのならそれが理想だし、周囲の人が味方になって状況を改善できるのならそれも理想です。しかし、人間それが出来ない時だってあるでしょう?

いくら戦っても状況が改善せず、失うものばかりが増えていく状況なのなら、さっさと環境を変える方が私は良いと思います。

 

人間関係の問題を乗り越えた先に、あなたは何が手に入るのか?

例えば今後1~2年のうちに人事異動の見込みがないなど、「今悩んでいる人間関係が解消される見込みが全くない」のなら、もう仕方がないと思うんです。

だってセクハラ、モラハラ、パワハラに耐え続けた先に何も手に入らないんだったら、頑張る意味なんてないでしょ?

あなたは今の人間関係に悩んでいて、その悩みを乗り越えたとして、何が手に入りますか?失うもの、手に入るものを考えて、バランスが取れていますか?失うものがあったとしても、それででも手に入れたい何かがあるのなら是非とも頑張るべきです。

しかし、そうではなかったら?

今の人間関係が解消される見込みがあっても、もう待てない。それがいつになるのかハッキリしないとかも同じです。状況が変わる見込みがなく、もう我慢出来ないレベルまで来ているのなら、答えは一つです。

転職による失敗を恐れるより、次の転職を正解だったと思えるように後から努力する方が生産的です。

 

でも人間関係で辞めたこと、面接でどう答えるの?

しかしながら、転職面接で退職理由(転職理由)を聞かれてなんと答えるのか?という問題も忘れてはいけません。なぜ転職するのか?を聞かれて「今の上司と上手くいかないからです」とは絶対に答えられない訳です。

だから人間関係の事は伏せておいて、他の前向きな転職理由を述べるのが賢い対処法です。

例えば

  • 裁量の大きい仕事ができる環境に転職したい
  • チーム体制で皆が一つの方向に向かって仕事ができる環境を望む
  • 尊敬できる上司や同僚に囲まれた環境で自分をもっと成長させたい

こんな感じで、人間関係の話題を上手く避けながら、出来るだけ前向きで、次の職場でやりたいこと、望む環境を述べればさほど心配しなくて良いです。転職エージェントでも面接対策はやってくれるので、どうしても心配な人はアドバイスを貰うと良いです。

 

転職面接で評価が高い転職理由の答え方

それでも心配だという人に向けて補足をしますと、そもそも転職理由って今の会社の不満を言うんじゃなくて、「自分には◯◯がやりたいという希望があって、今の会社ではその希望を達成できないことがわかったので転職します」っていうのが理想の答え方です。

さらに「それを叶えるために今の会社で△△の努力をしてこういう実績(行動)を出したけど…」っていう具体的な話が入ると完璧。

例えば「給与を上げるために営業成績を上げたが、今の会社ではどれだけ成果を出しても昇給がなく、その制度が変わることがないことがわかった。だから個人の成果が給与に反映される評価システムが有る、御社に転職したい」とか。

ただ単純に「上司との人間関係が上手くいかないから」って答えるよりも「今の会社でやりたいことを絶対に叶えられないのが分かった。自分が希望していることが御社では叶うので、御社に転職したい」の方がわかりやすいですし、すんなり入ってきますよね。

ここまで入念に準備すれば、転職面接もうまく対処できますよ。

 

一度辞めたら辞め癖がついて転職を繰り返すんじゃないか?

「一度人間関係で辞めると、逃げ癖がついて人間関係で悩む度に転職を繰り返す」ということを聞いたことがあると思います。

あまりに転職回数が多いと、「この人は仕事をする上で何か問題を抱えてるのか?」と疑われやすいですし、面接でもコミュニケーション能力や忍耐力で評価されにくい現実もあります。

転職回数が多くなると、転職のたびに条件が悪くなっている人もいます。

それに人間関係が嫌で転職したって、転職先でも同じように人間関係で悩む可能性は大いにある。会社組織で働き続ける限り、人間関係は常に付きまとう問題だからです。

 

転職に失敗するのは人間関係ではなく、次の仕事を選ぶ過程の詰めの甘さが問題

コレに関しても、明確な対処法があります。

12回の転職経験があり、今は楽天証券に勤務する山崎元さんの「会社は2年で辞めていい」という本にはこう書いてあります。

「前の職場や仕事から逃げたいだけの後ろ向きの転職は良くない」という説教がよくあるが、気持ちが逃げているから転職に失敗するのではなく、次の仕事を決める時の詰めの甘さこそが真の原因であり、精神論は無意味である。

私はこの言葉に深く納得します。

自分に合わない仕事に、自分から転職してるから、失敗するんです。わざわざ、自分が長続きしない仕事に転職しちゃってるのがホントの問題だろ?と。

しかもそれを繰り返すから、転職回数が増えてしまう。要は仕事の選び方が間違ってるのが原因でしょ、と。

今の環境に合わずに失敗したのなら、次は入念に自分に合う環境ってどういう場所か?自分がどういう仕事を続けられるか?を考えて、それに合う職場を選べばいいんです。

自分一人では理想の環境が分からなければ、転職エージェントに相談して自分に合う業界を提案してもらって、大量の求人の中から選別していけば良いのです。何も難しいことは無い。

 

転職先でも人間関係で悩むかもしれない

これも、よくよく考えればおかしなことです。

今の人間関係の問題が今後解消される見込みがないとしましょう。今の状況が変わる見込みがないのなら、今の仕事に残り続けてもずっとその悩みを抱えたままですよね。しかし、転職すればその問題は解消される可能性がある訳です。

今の職場に残ればずっと人間関係に悩むのは確実、しかし転職すれば悩みが解消できる可能性がある。

この状況では転職する方がリスクが小さいはずです。今の会社で問題が解消できるんだったらいいですよ?でも出来ないんだったら残る意味ないだろう、と。

 

【まとめ】状況を変えられるなら頑張ってみても良いが、健康の範囲内で

私は人間関係で転職するのは肯定派です。でも、もし今の会社で状況が変わる(あるいは変えられる)可能性があるのなら、出来る範囲で頑張ってみてください。もちろん、健康の範囲でね。

それでもやっぱり無理だとか、もう我慢できないとか、もうこの会社に居続けても自分が自分じゃなくなるって状況なんだったら、潔く環境を変えましょう。それって、決して逃げではなく私は至って合理的な判断だと思いますけどね。