道端を歩きながらガッツポーズをしてジャンプしているスーツ姿の若い男性

この記事を読んでいる人の大半は「会社を辞めて転職したいが勇気が出ない」という心境かと思います。

しかし実際に会社を辞めた経験のある人の大半は、その後の調査に対し「会社を辞めたことに対して、一切後悔していない」と返答しています。

退職(転職)前は後悔しないか心配で仕方がなかったのに、実際に辞めた後は「全く後悔していない」と答える人がなぜ多いのか?

民間企業が発行している早期離職に関する統計やインタビュー結果、そして入社から1年で早期離職した経験がある私自身の事例も左脳にしながら、その理由を探っていきたいと思います。

 

入社3年目までの第二新卒の転職、早期離職経験者の大半が「後悔なし」と返答

株式会社カイラボが発行している「早期離職白書 (NextPublishing)」を見てみると、早期離職を経験した25人へのインタビューのなかで「退職を後悔していますか?」という問いに対し、大半の人が「後悔は一切していません」と答えています。

ちなみに「後悔しています」とハッキリ答えた人は誰一人としておらず、ほとんどの人は会社を辞めたことに対して何の未練も持っていないと答えています。

これは今現在、転職や退職に関して悩んでいる人からすればすごく意外な答えに映るのではないでしょうか。

「入社3年以内の転職や退職はリスクが高いので絶対に後悔する」と世間で脅し文句のように叫ばれる中、実際にそういう行動を起こした人のほとんどが「全く後悔していない」と答えている訳です。

今は転職や退職に対して思い悩んでいる人も、強迫観念のように「今の会社に残り続けるのが一番リスクが少ない」と考える必要は全くありません。

むしろ、「実際のところ辞めたら辞めたで、みんな後悔なくその後の人生を歩んでいる」という現実にも勇気を持って目を向けるべきだと思います。

 

第二新卒の転職や早期離職を「一切後悔していない」と答える背景

実際に新卒入社した会社を早期離職した経験のある人の話を聞いていくと、この「後悔はしていない」という言葉の背景には様々ない意味があって、例えば

  • その後の人生が順風満帆に行っているから
  • 退職後は苦労した時期もあったが、今は落ち着く所に落ち着いたから
  • 今の現実に満足してる訳ではないが、前の会社に残り続けてるよりはマシだから

などいろんなパターンがあります。

これら全てを含めて「後悔はしていない」になってる訳ですが、辞める前は大きな勇気が必要であっても、「いざ辞めたら辞めたで何とかなってる人が大半」だと思うと、ちょっと気が楽になってきませんか。

実はこれって、会社を辞めた経験がある人のほどんどは同じような心境の変化を経験していて、「後悔はしていない」という気持ちにも納得できると思います。

私も入社1年で逃げるように退職したんでその後は苦労した時期もありましたけど、今は仕事も生活も順調に行っているので、会社を辞めたことに対しては全く後悔していません。

会社を辞める前は「後悔するんじゃないか?」と心配で仕方なくて、転職する勇気もなくズルズル続けてしまうと思うんですけど、結局は「転職後にどれだけ満足できる環境を、自分の努力によって作り出せるか」なんですよね。

転職は甘え逃げか?転職先で後悔しない為のたった一つの方法」の記事でも書いたのですが、「会社を辞めたり転職する決断そのものに絶対的な正解はなく、自分で決めた決断を自分で正解にしていく努力をするほうが大事」なんですよ、結局。

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後悔している訳ではないが、それに近いニュアンスの返答をしている人もいる

ちなみに、「早期離職白書」の中に登場するインタビューの中で、全ての人が「後悔は一切していない」と答えた訳ではありません。

インタビューに答えている人の中には「後悔を思わせるニュアンスの返答」や「反省」をしている人もいました。

では、そういう人たちは何を後悔してるのか?と言うと、

  • 同期と会えなくなった孤独感がある
  • 転職をして同期と会えなくなった
  • 会社を逃げるように辞めたことによる自己嫌悪
  • 前の会社は金銭面で恵まれてたのでその部分だけ名残惜しい
  • 後悔してる気もするが、最初はどの会社でも辞めてたと思う

といったものから、

  • 大学の時に就職先をもっと真剣に選ぶべきだった
  • 会社から期待されていたので、その期待に応えたかった
  • 前の会社の人にお礼や謝罪をしたい

など、いずれも「会社を辞めずに残っておくべきだった」という強い後悔ではないことが分かります。

何度も言うようですが、会社を辞める前は後悔するんじゃないか?と心配で仕方なくたって、実際に辞めてから後悔するのはせいぜいこの程度のことでしかないことが分かります。

 

後悔する気持ちが芽生えたとしても、時間の経過とともに消えていく

仮に退職後に上手くいかない時期があって後悔したとしても、時間の経過とともに消えていくことがほとんどです。

私も退職後に心身の体調不良で次の就職先が見つからず、また1年程度で会社をやめてしまったことに対する自己嫌悪から思い悩む時期が続きましたが、状況の変化とともに後悔の気持ちも消えていきました。

特に体調不良やうつ病など、自分が頑張りたくても心身ともに限界まで到達してしまった場合は、療養に少し時間がかかります。

最初は弱い自分を責めたり、その後の人生について強い不安感に襲われるかもしれませんが、何度も言う通り、時間の経過とともに「このままじゃダメだ」という気持ちも芽生え、結局は落ち着く所に落ち着いていきます。

後悔の気持ちや自己嫌悪も時間の経過とともに消えていきますから、そういう意味でも「自分の人生を立て直すという気持ちさえしっかり持っていれば、辞めた後もなんとかなってるケースが大半」だと言えます。

 

入社1年目の新入社員~第二新卒での退職や転職であっても、後悔を恐れすぎる必要はない

以上のように、たとえ新入社員であっても、第二新卒であっても、転職や退職に関して過度に「後悔するのではないか」と恐れる必要はありません。

別に退職や転職を煽るつもりはないのですが、いざ辞めたら辞めたでなんとかなってるケースがほとんどです。

全くの無計画による退職や転職は避けるべきですが、自分なりにきちんと悩んで、きちんと考えた上での決断であれば、それがあなたにとっての正解であると自信を持って良いのです。

退職(転職)後に苦労をしたとしても、いちばん大切なのは自分の下した決断を正解にもっていくための努力をやり続けることであって、リスクを避けて会社に残り続けることが唯一絶対の正解な訳ではないのですから。